ご安心ください!
私はファッション業界に約15年間在籍。
そこで培った知識や経験を活かし、あなたのオシャレの悩みを解決します!
この記事で紹介する「革靴の種類」や「着こなしのポイント」さえ押さえておけば、革靴初心者でもうまく履きこなせるようになるでしょう。
なぜなら私も試行錯誤を重ねて、私服で革靴をオシャレに履きこなせなかった悩みを解決してきたからです。
記事前半では「私服の革靴がおかしくなる理由」について、後半では「私服に革靴を上手に取り入れる方法」について解説するので、ぜひ参考にしてくださいね!
※「すぐに悩み解決したい!」という方は、上記の各お悩みから直接移動できます!
私服で革靴を履くのっておかしい?
結論:革靴を普段使いしてもおかしくありません!
これは胸を張って言えます。
なぜなら、
・オシャレな人たちの間では、すでに定番のスタイルだから
・基本的にどんなスタイリングにも合うから
おもに上記の2つの理由から、私服に革靴を積極的に取り入れていくことをおすすめします。
それでは詳しく見ていきましょう!
最近では革靴を取り入れたオシャレな着こなしはすっかりお馴染みとなりました。
オシャレ好きな男性のスタイリング、インターネットや雑誌などでも、足元に革靴を取り入れたさまざまなスタイルをよく見かけます。
ようするに革靴はフォーマルとしてだけでなく、カジュアルアイテムとして間違いなく市民権を得たといえます。
実際に革靴を取り入れる際、選び方のポイントさえ押さえておけば、スタイルを選ばず使える「おしゃれアイテム」として取り入れられるでしょう。
後ほど紹介しますが、ここでは私服に合わせる革靴選びのポイントは「デザイン」と「形状」が大切だということを覚えておきましょう。
もちろんファッションのルーツや約束事を知っておくことは大切です!
しかし今の時代、そのような固定観念はそばに置いておき、自由の発想でオシャレをする方が時代に合っていると私は考えます!
私服の革靴がおかしいと感じる2つの理由
それではなぜ、私服で革靴を取り入れるとおかしくなってしまうのでしょうか?
考えられる理由は以下の2つです。
- 取り入れるべき革靴の種類を間違っている
- うまく着こなしができていない
① 取り入れるべき革靴の種類を間違っている
「着こなしがチグハグでなんかおかしい」という場合、ひょっとしたらビジネス向けの革靴を私服で履いてしまっているかもしれません。
革靴には大きく分けて「カジュアル向き」と「フォーマル向き」があり、用途によって履く種類が変わってきます。
そのことを理解せずに適当に私服に合わせてしまうと、デザインがフォーマルすぎて不自然なバランスになってしまうのです。
なんか洋服と靴の雰囲気に違和感があるという場合は、私服でフォーマル用の革靴を取り入れている可能性があるので一度チェックしてみましょう。
②うまく着こなしができていない
コーディネートを考える際、革靴の取り方に問題がある場合もあります。
全体の着こなしのバランスを考えて革靴を取り入れないと、「いまいちマッチしていないな」と感じやすくなるでしょう。
たとえば、”どカジュアル”なファッションに合わせすぎて、革靴が悪目立ちして浮いてしまっているような状況です。
革靴を取り入れる際は、同時にファッションの着こなし方を身につけることも重要となるでしょう。
私服に合う革靴を選ぶ方法
革靴の用途を見分けるコツ
◼️羽根のデザイン
・外羽根式 ⇒ カジュアル
・内羽根式 ⇒ フォーマル
◼️つま先の形状
・短めで丸みのあるフォルム ⇒ カジュアル
・流線形の細身のフォルム ⇒ フォーマル
あなたは革靴にどんなイメージを持っていますか?
- フォーマルなでカッチリしたイメージ
- 普段着として履くものではない
おそらくこんな声が聞こえてきそうですよね!
先ほどもお伝えしましたが、革靴にはおもに「カジュアルタイプ」と「フォーマルタイプ」があります。
実際にどういった違いや、使い分けをしていくべきかをみていきましょう。
内羽根式と外羽根式の違い
まず、「カジュアル」と「フォーマル」を見分けるポイントとして、靴紐を通す「羽根」とよばれる部分のデザインで判断ができます。
羽根のデザインにはおもに以下の2種類があります。
- 外羽根式
- 内羽根式
それぞれの違いについては以下画像のとおり。
◼️外羽根式
◼️内羽根式
- 外羽根式 ⇒ 羽根がアッパーとは別に縫い付けられたデザイン。
- 内羽根式 ⇒ 羽根がアッパー(足の甲部分の革)と一体になっておりミニマルなデザイン。
この2つは似て非なるもの。
簡単に分類すると、
- 外羽根式 ⇒ カジュアルな印象
- 内羽根式 ⇒ フォーマルな印象
この通り、カジュアルな私服に合わせやすいのは外羽根式の革靴といえるでしょう。
実際に、内羽根式と外羽根式の革靴をカジュアルなスタイルに合わせると、内羽根式だとチグハグでバランスが合っていない印象に見えてしまうはずです。
一方、外羽根式の革靴の場合は少しラフな印象となり、ドレッシーさと遊び心が感じられるデザインが特徴です。
それぞれのルーツが異なる
どうしてこのような違いがあるのかというと、内羽根式と外羽根式では元々のルーツが異なるからです。
フォーマルの度合いについては、革靴の歴史をたどれば見えてきます。
- 外羽式 ⇒ 屋外で履くため、羽根の部分が大きく開きやすい仕様に。そのため脱ぎ履きしやすい
- 内羽根式 ⇒ ヨーロッパの貴族が室内で履いたもので、正装で用いられていた
したがって外羽根式は、もともと室内で履かれていた内羽根式よりも「格」が低くなります。
そのことが、革靴のフォーマルの度合いにも影響しているといえるでしょう。
靴の形状
続いて、革靴の「カジュアルタイプ」と「フォーマルタイプ」の見分け方として、靴のつま先の形状を確認しておきましょう。
つま先が、ややポテッとした丸みのある形状の方がカジュアルな印象となり、私服などの普段の着こなしに取り入れやすくなります。
一方、つま先が流線型で細身のフォルムが特徴のタイプは、フォーマル度が高く、私服には取り入れづらくなります。
また、つま先が丸いフォルムのカジュアルタイプなら、ジーンズとも難なく合わせられるでしょう。
「カジュアル感」と「きれいめ」それぞれの2つの要素をバランスよく取り入れることでを、ダサく見えないのです。
ジーンズなどのカジュアル色の強いアイテムを合わせても「外羽根+つま先が丸い」条件を備えた革靴なら、いままでのような違和感を感じにくくなるはずです!
私服で履いてもおかしくない革靴4タイプ
私服で革靴を取り入れる際に、普段着にもバッチリ使える靴タイプ4つを厳選。
ぜひ、お好みの形を見つけてみましょう。
- プレーントゥ
- ウィングチップ
- Uチップ
- ローファー
プレーントゥ
靴のつま先〜甲の部分にかけて、装飾がないシンプルな形状のタイプ。
目立った装飾がないので靴本来の形状を活かしたデザインとなり、羽根の仕様によって印象が決まりやすくなります。
◼️外羽根式で、つま先が短く丸みがあるデザイン
普段のカジュアルスタイルに、上品なキレイめ要素をプラスしたい人が選ぶタイプ。
◼️内羽根式で先の長いデザイン
よりフォーマルの度合いが高く、ビジネスやキレイめスタイルに適したタイプ。
過度な装飾ない分、汎用性の高いタイプの革靴といえるでしょう。
ウィングチップ
つま先やアッパー部分に穴飾りが施されており、華やかなデザインが特徴の革靴です。
もともとは、狩猟の際についてしまう靴の傷を目立たなくする目的で、穴飾りのデザインを用いているという説があります。
したがってこの使用用途から分かる通り、正式なフォーマルな場での着用には向かない革靴とされています。
最近はビジネスシーンで履いている人も見かけますが、冠婚葬祭の場ではなるべく避けた方が無難といえるでしょう。
カジュアルなスタイルには適した形なので、無骨で男らしいスタイルや、上品なトラッドスタイルの足元にピッタリの革靴です!
Uチップ
つま先〜足の甲部分が、アルファベッドのU字型の形状になった革靴。
これに似たデザインとしてV字型になっているタイプを「Vチップ」といいます。
立体的で甲部分に余裕ができる形状なので、日本人に多い幅広で甲高の足にもフィットしやすいでしょう。
もともとは狩猟用やゴルフシューズなどに使用されたルーツがあることから、カジュアルなイメージが強い印象です。
普段履きをする場合は、カジュアルに向いている形でカジュアルなジーンズスタイルから無骨で男らしいカーゴパンツなどにも相性がいいでしょう。
ローファー
ローファーは、もともと「怠け者」という意味。
靴紐がなく、足を滑り込ませるようにラクに履けることからそのように呼ばれていたようです。
室内で履くスリッポンをイメージして作られており、脱ぎ履きしやすく、カジュアルなスタイルにもハマります。
素足で履いてリラックス感のある着こなしや上品なきれいめスタイルを演出できるでしょう。
一方、カジュアルな印象が強い革靴なので、やはりビジネスや冠婚葬祭など、スーツスタイルに合わせるにはふさわしくないとされています。
オフィスカジュアルでのスーツスタイルでは着崩したスタイルとして、オシャレ好きにも愛用者が多いタイプです!
私服で革靴を取り入れるメリット
それでは普段のスタイルに革靴を取り入れると、どんなメリットがあるのでしょう。
- スタイリングを上品に格上げできる
- 一生モノとして長く履ける
スタイリングを上品に格上げできる
足元をスニーカーから革靴にするだけで、全体の印象を大人っぽくオシャレな雰囲気に演出してくれます。
たとえば普段のカジュアルな着こなしに革靴を合わせれば、スタイリングが引き締まり洗練された上品な印象に。
また、見た目の印象以外にも、履くだけでビシッと背筋まで伸びてしまうのが革靴ならではの魅力です。
一生モノとして長く履ける
定番デザインの王道的な革靴を持っておけば、一生モノとして履き続けられます。
流行り廃りのないデザインを選べば、さまざまなスタイリングにも対応可能。
また、手入れをすることで経年変化を楽しめるのも革靴の大きな魅力といえるでしょう。
履きこむうちに、自分の足に合わせて馴染んでいく過程を楽しめるのも魅力のひとつですよ!
私服で革靴を取り入れてもおかしくならないコツ
革靴取り入れた着こなしには、ちょっとしたコツ知っておくだけでおしゃれに早変わり。
- きれいめスタイルに合わせる
- パンツの裾丈をジャストで合わせる
ぜひ取り入れてみましょう。
きれいめスタイルに合わせる
革靴を「きれいめスタイル」と合わせれば、まず失敗することはないでしょう。
シンプルで上品な印象のきれいめファッションは、革靴との相性も良く、大人の男性にピッタリです。
革靴に「テーラードジャケット」や「白シャツ」、「テーパードパンツ」なんかと合わせれば洗練された印象を演出できるでしょう。
パンツの裾丈をジャストで合わせる
革靴の重たい印象が気になる方は、パンツの裾をジャストで合わせるのがおすすめです。
足元の印象が軽くなり、着こなしがほど良くカジュアルな印象に。
そして、革靴との好バランスも期待できます。
その場合、パンツの裾をロールアップ(折り返す)して、裾の長さを調整するとお好みの長さで着用でき、革靴とのバランスが取りやすくなるでしょう。
靴下に差し色を使ったり、素足風に合わせることで足元に抜け感をプラスできますよ!
私服でこれをやってたらおかしい!革靴の取り入れ方
- 手入れをしていない
- サイズが合っていない
上記のような状態なら、いくら状況に合った革靴選びをしていても台無しです。
せっかく革靴を履くなら正しい方法で、私服に取り入れましょう。
手入れをしていない
革靴を履く上でお手入れは必須。
革靴の手入れができておらず、色あせて傷だらけのまま履くのは、みっともなく見えてしまうので見直しが必要でしょう。
ホコリがついたり、革が乾燥したりすることで光沢が失われていきます。
日頃からきちんとお手入れをしていくこと、革の表情が変わっていくのを実感できるでしょう。
そして愛着が湧き、長く履き続けたいと感じれるようになるはずです!
サイズが合っていない
革靴を大きすぎるサイズで履いてしまっている男性をよく目にします。
これは靴ズレなど足に負担をかけてしまうだけでなく、靴の痛みを進行させてしまうので見直しが必要です。
また、見た目的にもみっともない印象に見えてしまい、あまりカッコいいとはいえません。
革靴のサイズ選びは、その後の履き心地を決めるといっていいほど重要です!
きちんと試着をしてから購入しましょう!
私服で革靴がおかしいと言わせない!お手本コーデ5選
出典: WEAR
出典: WEAR
出典: WEAR
出典: WEAR
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まとめ
◼️私服で革靴を履くのっておかしい?
結論:革靴を普段使いしてもおかしくありません!
◼️私服の革靴がおかしいと感じる2つの理由
① 取り入れるべき革靴の種類を間違っている
②うまく着こなしができていない
◼️私服に合う革靴を選ぶ方法
・内羽根式と外羽根式の違い
・靴の形状
このように革靴を私服に取り入れるのは、決しておかくないことがお分かりいただけたでしょうか?
革靴の「種類」や「仕様」を知っておくだけで、「カジュアル用」か「フォーマル用」の区別ができるようになります。
次のステップとして、あなたの好みのスタイルに革靴を取り入れてみましょう。
そして、試行錯誤してオシャレをしていく中で、あなただけのスタイルが見つかるでしょう!